ストラテラとコンサータの比較・副作用の対処/ADHDの薬物治療の体験談

ストラテラ
こんにちは。三原たかです。

社会人になってから、
ADHDとASDが判明した発達障害者です。

僕はADHDの薬物療法を行っています。

ストラテラとコンサータの違い(効果と副作用)を実際に試して検討しました。

その結果、2種類の薬とサプリを併用しています。

スポンサーリンク

 

ADHDの薬物治療について、僕は主治医から詳しい説明を受けれませんでした。

同じようによくわからない人が多いかと思います。

自分の体験談と専門書から得た知識をまとめました。

ストラテラとコンサータの効果比較、副作用の対処方法、

薬の値段、仕事と日常生活の悩みの解決について書かれています。

※あくまでも薬の効果は個人の結果です。

使用については医師と相談して下さい。

被験者のデータ
身長:170cm
年齢:30前
性別:男性
体重:62kg
併発症状:ASD(アスペルガー症候群)

薬の量

・コンサータ:18mg
・アミノマルチビタミン&ミネラル(ディアナチュラ)3錠
・DHA (ディアナチュラ)4錠


・ストラテラ:40mg

体調によっては次のサプリメントも追加
・ビタミンC(ディアナチュラ)2錠

薬物治療によるADHDの改善例

改善点
●仕事での見落としが減った

●仕事中に眠くならなくなった

●興味がない人の話しを少しは聞けるようになった

●本を集中して読めるようになった

●文章を集中して書けるようになった

仕事と生活のどちらにも良い影響が出ています。

しかし、副作用もあります。

副作用は薬の量を調整し、

サプリメントで補うことで完璧ではないですが改善しました。

現在では副作用以上に、薬を飲む利点が大きいです。

書籍「大人のADHDワークブック」に薬の有用性について次のように書かれています。

研究から次のことが明らかになっている。

ADHDの人の、50%~65%は健常者と変わらないほど症状が軽減される。

残りの20%~30%においてもはっきりと改善がみらえる。

僕の場合は、健常者と変わらないというほどではないです。

それでも、ADHDの症状が改善されています。

ADHDの原因とストラテラとコンサータの違い

大人のためのADHD(注意欠如・多動症)サイトより

ストラテラとコンサータは薬の作用が違います。

どのように違うか理解するためADHDの原因を説明します。

ADHDの原因

☞ADHDの人は、脳の一部の構造が定型発達者とは異なる

☞異なる構造によって、脳の働きにかたよりが生じる

☞脳の特定の部位で、神経伝達物質である、

①ノルアドレナリンやドーパミンの分泌不足

②ノルアドレナリンやドーパミンの過度な再取り込による減少が発生しています。

☞ADHDの人は神経伝達物質(ノルアドレナリンやドーパミン)が人より少ない

神経伝達物質が少ないと、伝達するはずだったメッセージが上手く届かないです。

伝達が届かない
●出来事、アイデア、感情といった情報入力の刺激にきちんと反応できなくなる

●衝動をとめられない

●過去の記憶、未来のイメージに考えがいかず、やるべきことを見失う

●そわそわして落ち着かない

などADHDの症状を引き起こします。

長くなりましたが、ADHDの原因は

①ノルアドレナリンやドーパミンの分泌不足

②ノルアドレナリンやドーパミンの再取り込による減少

の2種類だということです。

この2種類の原因がコンサータとストラテラによって解消されます。

①分泌不足について

コンサータ

中枢神経刺激薬と呼ばれる「コンサータ」が有効

ノルアドレナリンとドーパミン分泌量が増えます。

②再取り込による減少について

ストラテラ

選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬と呼ばれる「ストラテラ」が有効

ノルアドレナリンの再取り込を防ぐことで、ノルアドレナリンの濃度が上昇します。

ストラテラが直接影響するのはノルアドレナリンですが、ドーパミンにも影響します。

ノルアドレナリンの濃度が上昇することで、間接的にドーパミンの濃度が上昇します。

コンサータとストラテラはターゲットが違う

違うためADHDの症状の改善傾向も異なります。

人の脳は個人個人で異なります。

そのため、コンサータとストラテラがどちらが有効かも異なります。

(サプリメントが有効な人もいます)

それぞれどのような副作用があるのか、価格、効果について表にまとめました。

画面をタッチして横スライドすると、ストラテラの項目が表示されます。

商品名 コンサータ ストラテラ
薬名 メチルフェニデート
中枢神経刺激薬
アトモキセチン
選択的ノルアドレナリン再取り込阻害薬
効果  中枢神経系に作用して、ドーパミンやノルアドレナリンの分泌を促進する。

不注意、多動性、衝動性を軽減させる。

ノルアドレナリンの再取り込みを防ぎ、ドーパミンやノルアドレナリンの濃度を増加させる。

不注意、多動性、衝動性を軽減させる。

副作用
(%は臨床試験結果)
多いものから順
・食欲不振(25%)
・頭痛(21%)
・口渇(20.3%)
(こうかつ:口の中やのどが渇くこと)
・吐き気(11%)
・かぜ症状(10%)
・不眠(8%)
・発汗(8%)
・動悸(7%)
・疲労感(7%)
・めまい(6%)
・焦燥感(6%)
・不安感(5%)これら以外に
・体重減少、
・吐き気、胃の不快感、胃痛
・筋肉のこわばり
・チック症
多いものから順
・吐き気(42%)
・口渇(13%)
(こうかつ:口の中やのどが渇くこと)
・食欲減退(8%)
・頭痛(8%)
・傾眠(8%)
・便秘(7%)
・嘔吐(6%)
・動悸(5%)これら以外に
・性欲減退、勃起障害
・不眠(刺激薬より起こりにくい)
・イライラ(刺激薬とおなじくまれ。感情をコントロールできるようになる事の方が多い)
服用法  作用が12時間持続するため、
基本的には1日1回、朝に服用する
 1日2回にわけて服用することが多い
効果が現れるまで 服用から2週間程度 服用してから4~8週間程度
(最初の2~4週間は少量で服用)
薬の量 子ども:54mgまで
大人:18mg~72mgまで
子ども:体重1kgあたり0.5mg~1.8mg
大人:40mg~120mg
価格  1錠単価(小数点以下は四捨五入)
18 mg   :   338円
27 mg   :   374円
36 mg   :   403円
 1カプセル単価(小数点以下は四捨五入)
5 mg   :   265円
10mg :   316円
25mg :   398円
40mg :   448円
注意点  分量が多すぎるとさまざまな副作用がでる。

医師に状態を報告しながら分量を調整する。

副作用は一過性のこともある

「大人のADHD-もっとも身近な発達障害」(岩波 明)、「ASD、ADHD、LD 女性の発達障害」(宮尾益知)を参考

女性の体調とADHDの治療薬については、

色々と書籍を読みましたが、研究があまり進んでいないとのことでした。

女性のADHDの方で、コンサータの副作用について体験談が書かれている記事を見つけました。

リンクを貼っておきます。

ストラテラとコンサータはどちらが効くのか?

個人個人違いますが、

いくつかの研究で次のようなことが示されています。

☞平均して75%に、コンサータ(刺激薬)もしくは

ストラテラ(非刺激薬)のいずれかを服用することによって治療効果がみられます。

☞ストラテラとコンサータの両方が効く人が50%、

ストラテラよりもコンサータのほうが効果が高い人が25%、その逆が25%です。

基本的には、実際に試してみないとわからないと思います。

僕は両方試して、どちらも服用しています。

コンサータを優先したほうが良い場合

ストラテラと比較して効果を感じるまでの時間が短いため、

緊急を要する場合は、コンサータを選ぶと良いです。

例えば、受験が近い、仕事で成果を求められている、

パートナーと早急に関係を改善したいなど

ストラテラを優先したほうが良い場合

僕の主治医から言われたことです。

コンサータは12時間しか効果が発揮しないため、

朝が辛い人や残業がある人は効果時間が長いストラテラが良い、とのことです。

ここからは僕個人の薬物治療の体験談です。

コンサータとストラテラのちょうど良い薬量の見つけ方

ADHD薬検討するため各量の薬をもらった

薬量の検討について
書籍「大人のADHDワークブック」で書かれていたので引用します。

症状がほどよく改善される処方量は人によって異なります。

子供とおなじくらいの少量ですむ人もいれば、

通常量以上飲まなければ効果が感じられない人もいます。

まずは少ない量からはじめ、

1週間ごとに量を増やし、じゅうぶんな効果が感じられる用量、

あるいは副作用がひどくてそれ以上薬を増やせない限度量を見つけます。

時間がかかるので最初は我慢が必要です。

2~3週間で見つかる場合もあれば、1~2ヶ月かかる場合もあります。

僕の場合ですが、本に書かれていたような方法で、

ちょうど良い薬量を決めました。

体験談 ストラテラの効果と副作用

まず、僕は最初ストラテラ40mgを2回にわけて服用してました。

ストラテラを選んだ経緯ですが、朝の出社を楽にしたいという気持ちからです。

(コンサータは12時間しか持続しないため)

ストラテラ 副作用

☞眠気、吐き気がする(実際に吐いた)

☞喉が渇くです。

☞コーヒーを飲むと吐き気がするというのもありました。

ストラテラ 効果

☞頭の中が静かになる

☞多動がおさまる

初めての薬物治療でしたが、

ADHDの症状が収まるのは良いなと思いました。

しかし、眠気と吐き気がつらかったです。

仕事中に会社のトイレで吐いたことがあります。

電車に乗っている最中に気持ち悪くなり、

プラットホームで吐いたこともあります。

3ヶ月ほど続けた結果

ストラテラは体質的に苦しいと思いました。

医師にコンサータを試したいと言いました。

体験談 コンサータの効果と副作用

医師にお願いしてコンサータ18mgを2週間分を出してもらいました。

ストラテラを一度やめて、コンサータのみで2週間すごしてみました。

コンサータ 副作用

☞喉の渇き

☞就寝時に頭の多動が静まらない

☞寝つけない

元から頭が多動で寝るとき色々考えてしまう性質でした。

コンサータを飲んで増加した感じでした。

ストラテラを飲んでいたときは、就寝時の多動が静まっていたので、

ストラテラとコンサータを併用することにしました。

内訳
朝:コンサータ18mg
夜:ストラテラ40mg 

一週間程続けてみたところ、調子が良かったです。

コンサータを増やしてみた

試しにコンサータの量18mg→ 36mg(18mgを2錠)に増量しました。

変更したところ、頭の動きが活発になりすぎたような感じになり、疲れがでました。

3日間試して会社に通っていましたが、

薬の量が多すぎると思って18mgに戻しました。

検討した結果

最適な薬の量
朝:コンサータ18mg
夜:ストラテラ40mg 

が最適だとわかりました。

あくまでも現時点での話しです。

体重の増減でストラテラとコンサータの

影響が変わることが本に書かれています。

また、加齢によって脳内伝達物質の量も変化するので、

適時修正しなくてはいけないと思っています。

ADHDの治療薬の処方から4か月ほどかけて、

自分に適した薬の量を見つけられました。

薬を飲むまえと比較して

目標に向かってまっすぐ進めるようになった感じがします。

それまでは、まわりの雑音やふと気になったことで考えが別の方向に飛んでしまうことがよくありました。

今でもありますが、考えが飛ぶ頻度は確実に低下しています。

また、興味のない話しを聞くこと、興味のないことに考えを向けることがずっと苦手でした。

中学生のときは授業が眠くてたまらなかった記憶があります。

コンサータのおかげだと思いますが、脳が覚醒されていて、興味を向けることができます。

これは社会生活を送るうえでとても大きいことだと思っています。

併発しているASD(自閉症スペクトラム障害)の雑談が苦手ということにも効果があったような気がします。

全ての問題が解決したわけではない

元々の僕の性格の問題もあります。

ただ、ADHDの症状は低下することができました。

もし、ADHDの薬物治療に興味があるけれど、

薬を飲むのが不安というかたは、

ダメもとでもいいから試してみて欲しいです。

サプリについて

薬のほかに、サプリメント(栄養剤)も併用しています。

ストラテラとコンサータをこれ以上増量すると副作用がつらいためです。

サプリはドーパミンの発生と集中力向上のため、ビタミン剤とDHA剤を飲んでいます。

サプリの感想は、
【ADHDのサプリ】薬の副作用に苦しんだ僕のおすすめ2選をお読みください

また、ASD(自閉症スペクトラム障害)の人は、薬の影響を受けやすい人もいるようです。

僕はASDと併発しているADHDのため、薬の副作用を受けやすいのかもしれません。

薬は高価なので自立支援医療を使おう

ストラテラとコンサータは1粒が高価(265円~448円)です。

薬代を1/3にできる自立支援医療制度を併用すると良いです。

※自治体によって割合は違います

障害者手帳がなくても、
医師に診断書を書いてもらい市役所の障害者支援課に申請すれば可能です。

ADHDの薬代

一か月分は、

338円(コンサータ18mg)× 30日 = 10,140円

448円(ストラテラ40mg) × 30日 = 13,440円

合計 23,580円

公的医療保険が適用されて3割り負担 → 7,860円

さらに自立支援医療で1/3になるので、

1割の負担ですみます

>一月当たり2,358円です。

月々5,000円ほど安くなります。

申請のしかたは、大人の発達障害の治療記 受診から自立支援医療申請の実例にまとめました。

ASDやLD(学習障害)の人でADHDの薬物治療に興味があるかた

ADHDと診断を受けていなくても、

コンサータやストラテラに興味がある発達障害の人はいると思います。

薬の副作用に悩むこともありますが、
改善できる問題もあります。

主治医に相談してみるといいと思います。

また、ADHDは単体ではなく併発しやすい症状です。

ASDの40%はADHDと併発している。

ADHDの60%はLDと併発している。

とのデータもあります。

僕はケースが逆ですが、

発達障害のセカンドピニオンをしてADHD単体 → ASDと併発と知りました。

興味があるかたは、発達障害の診断をセカンドピニオンしてみたらアスペルガー症候群でしたをお読みください。

まとめ

最適な薬の量
朝:コンサータ18mg

夜:ストラテラ40mg

・コンサータで脳を活性化させる
→仕事の不注意を減らす
→仕事の無気力を減らす

・ストラテラで脳を静まらせて、寝つきをよくする 

※個人の使用感覚です

関連記事

その他の体調不良に悩んでいるかたは、
体調不良で疲れやすい大人の発達障害/70の対策・グッズをお読みください。

スポンサーリンク




読みたい記事がわかる!