
こんにちは。三原たか です。
大人の発達障害者です
障害者手帳の3級を持っています
障害者のかたは、
「携帯電話料金の障害者割引」
という支援制度を使えます
高いスマホ料金を、
安くできる制度です
キャリア会社のHPを見ると、
1700円の割引が書かれています
しかし、
この制度は実際に使うと、
200円しか安くなりません
それは、
通常入られている、
「2年契約割引
(1500円の割引制度)」との、
併用ができないからです
併用できない結果、
200円しか安くなりません
あまり安くなりませんが、
障害者割引は、
申請するメリットはあります
その理由は、
2年しばりの解約金が、
発生しなくなるからです
本記事では、
3社の障害者割引の比較、
200円しか安くならない理由
解約金が発生しない理由、
をまとめました
目次
スマホの障害者割引の対象者
対象者は以下の、
手帳や受給者証を、
所持されているかたです
☞療育手帳
☞精神障害者保健福祉手帳
☞特定疾患医療受給者証
☞特定疾患登録者証
☞特定医療費(指定難病)受給者証
私は発達障害者
(ADHD、ASD(アスペルガー))
であり手帳を所持していますので、
対象者となります
障害者割引によるスマホ料金の比較
大手キャリア3社の、
割引額をまとめました
調べたところ、
割引額はどこも一緒です
3社とも、
2年契約割引と併用できません
障害者割引 | 2年契約割引との併用 | 実際の割引額 | |
ドコモ (ハーティ割引) |
1700円 | ✖ | 200円 |
au (スマイルハート割引) |
1700円 | ✖ | 200円 |
ソフトバンク (ハートフレンド割引) |
1700円 | ✖ | 200円 |
2年契約割引は、
毎月1500円の割引となります
障害者割引の1700円と、
併用できないため、
実質200円の割引となります
さらに具体例として、
スマホの料金を、
シミュレーションします
障害者割引によるスマホの料金のシミュレーション
一例として、
ドコモのプランで計算します
ドコモのスマホ料金の一例
ドコモで一番安いプランに、
データ通信料5GBで、
シングルプラン+パケットパック(5GB)+インターネット接続サービス費
=980円+5,000円+300円
=6,280円
障害者割引(ハーティ割引)適用時のスマホ料金
シングルプラン+パケット5GB)+インターネット接続サービス費ー障害者割引+2年契約割引の消滅
=980円+5,000円+300円ー1,700円+1,500円
=6,080円
障害者割引を使っても、
200円しか安くなりません
※テレビ電話通信料が安くなります
通常、音声通話料の1.8倍相当が、音声通話料と同額です
これは他の、
大手携帯キャリア(au、ソフトバンク)でも同様です
それでも、
もし障害者手帳を持っているなら、
手続きは手間ですが、
障害者割引を申請するべきです
おすすめする理由は、
解約金を払わなくてよくなるから
スマホの障害者割引のメリットは2年しばりの解約金がなくなる
スマホのキャリア会社は、
利用者と2年契約を結んでいます
期間中に解約しますと、
9,500円の解約金が発生します
いわゆる2年しばりです
この2年しばりは、
月々の料金を割引する制度と、
ヒモづいているため、
障害者割引にすることで、
なくすことができます
例えばドコモの2年しばり
「定期契約型基本プラン」ですが、
障害者割引に移行するときの、
解約金は無料となります
また障害者割引から、
解約するさいも、
お金は発生しません
引用:DoCoMo ハーティ割引 注意事項
「ハーティ割引」お申込み時における「ファミ割MAX50」、「ひとりでも割50」、「定額データ スタンダード割」、「定額データ スタンダード割2」、「定額データ割」、「(新)いちねん割引」、「いちねん割引」、「Xiサービスの定期契約型料金プラン」「定期契約型基本プラン」の解約金は無料です。
参考: https://www.nttdocomo.co.jp/charge/discount/hearty/notice/index.html
スマホの機種変更では、
基本的には解約金はかかりませんね
ただし、
プランの変更によっては発生します
また、
キャリア会社を変えたいときや、
格安SIMに乗り換えたい、
そんなときに、
解約金(9,500円)を、
節約することができます
障害者割引の対象者のかたは、
ぜひ申請すると良いですよ
スマホの障害者割引のやりかた
キャリアショップ
(ドコモショップ、auショップ、ソフトバンクショップ)
に行く必要があります
もし店舗が近くにないかたは、
郵送でも可能です
一度書類をお願いして、
郵送する必要があります
インターネットや電話だけでは、
申し込めません
障害者割引の申込で用意するもの
障害手帳・受給者証を、
ショップに、
持っていけば申請できます
新規契約でしたら、
クレジットカード、
キャッシュカード、
印鑑、身分証明書が
必要となります
まとめ
☞障害者割引は200円しか安くならない
☞2年契約割と併用できないため
☞メリットとして、
解約金(9,500円)が発生しなくなる
スマホの障害者割引額は、
たいしたことないですね
それでも、
解約金の節約につながるので、
ぜひ申請するとよいです
その後に、
格安SIMに乗り換えると、
さらなる節約につながりますよ
くわしくは、
格安SIMとは。スマホの障害者割引で思ったより安くならなくてショックだった人へわかりやすく解説にまとめています
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他の支援制度については、
大人の発達障害の公的支援制度と医療サービスの一覧。手続きと窓口にまとめています
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