
こんにちは。三原たかです
社会人になってから、
ADHDと自閉症スペクトラム
の診断をうけました
大人の発達障害者です

もし自分が発達障害か悩んでいるかた
診察しようか悩んでいるかたもいると思います
発達障害かもしれないけど
診断を受けてメリットあるの?
と思う人も多いと思います
ぼくの体験談を元に、
発達障害の診断のメリットと注意点をまとめました
発達障害の全般については、
大人の発達障害とは|当事者目線でわかりやすく説明しますをお読みください
☞自分が許されたような気がする
☞少し楽になった
☞本当の自分がわかる
診断の理由
ぼくが発達障害の診断を、
受けようとしたきっかけは、
転職回数が多いことでした
社会にうまくなじめなかったからです
ふと手にしたADHDの本を読んでいると、
衝動性や多動性で、
周囲を振り回してしまうという話がありました
まるで僕みたいだな、と感じました
大学生の研究室にいたとき、
急に思いついたかのように、
実験を始めたり、
改善案を出したりして周囲を困らせました
積極性があるとして、
良い意味で考えられていたとは思います
それでも僕は、
もっと周りを傷つけない振る舞いしたい
そういう気持ちから、
発達障害の診断を受けようと決めました
診断を受けて変わったこと

診断を受けて、
一番変わったことは、
生きることが少し楽になったこと
本当の自分がわかったことです
僕は昔から
かたよりがある人間でした
できないことできることが、
極端に分かれています
できないことが大きくて、
色んなことの足を引っ張ります
勉強、人間関係、仕事、etc.
自分のゆがみは、
性格や努力の問題ではなくて、
脳の機能障害だとわかりました
うまくできない自分が、
許されたような気がしました
今までの生きかたを、
少しでも楽にしようと見直すきっかけになりました
診断のメリット
発達障害という診断を受けて、
意識して情報を探しやすくなりました
例えば、
ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー)傾向の人は感覚過敏を持つことも多いそうです
ぼくは自覚はありませんでしたが、聴覚過敏のようです
試しに、
職場や居室で耳栓を使うと生活が楽になりました
子どものとき掃除機の音が苦手で、
布団の中にもぐっていました
感覚の受け取りかたが、
歪んでいること、
歪んでいるから疲れやすいことも、
わかりました
また、
不注意で仕事中ミスしたりすることが多いです
何かを忘れてしまうことも多かったです
片づけも苦手です
そういうのは、
ADHDの症状だと分かりました
ADHDの症状は、
薬による治療もあります
人によっては、
世界の景色がパキッと見えるくらい変わるそうです
ぼくはそこまで変化はありませんが、
多動や不注意が少し収まりました
発達障害は治るわけではない
発達障害は、
脳の機能の問題です
治すことはできないです
治すというよりも、
補うという考えかたです
診断と治療したからと言って、
すべて良くなったわけではないです
日々の生活に、
限界感がある社会人をやっています……
それでも、
ぼくはこういう人間なんだ
これは性格や努力の問題ではないんだ
障害ということが、
わかっては楽になったことには変わりません
だから、
診断するか悩んでいる人へ、
メリットを伝えときたい、
と考えてこの文章を書きました
初診で気をつけること
診断を受けてみようかな、
そう思ったかたは、
まずどうすればよいか悩むと思います
病院にいけばいいのか? それとも市役所なのか? 保健所なのか?
初めて行くとき何に気をつければよいのか?
最初は病院に行って診断を受けます。
くわしくは、
大人の発達障害の初診の注意点。どうすればいいのか悩んでいる人に当事者目線で解説にまとめてます
あわせてご参考ください
初診は数千円程度かかります。
診断後は市役所で支援を受けれるようになります。
2回目以降は、医療費を安くできます
まとめ
☞自分のゆがみは性格や努力の問題でないとわかる
☞自分が許されたような気がする
☞少し楽になった
☞本当の自分がわかる
☞意識して情報を探せるようになる
関連記事
発達障害の情報は、
大人の発達障害だった本人のための診断から障害受容までの治療ガイダンスにまとめています
1年ほど前に発達障害の診断を受けました