
奨学金の返済って、
かなりきついですよね。
こんにちは。三原たか です。
学生支援機構から奨学金を借りています。
現在返済中です。
発達障害のかたは、
メンタルクリニックの費用や、
体調不良に悩まされて、
定型の方よりも維持費がかかります
発達障害なのに、
さらに奨学金の返済…苦しい…
そんな人は多いと思います
僕もその一人です
そんな方たちに知って欲しいのは、
発達障害を理由に、
奨学金の返済を免除できる、
ということです
やり方を、
学生支援機構に、
電話で確認しましたので、
まとめました
発達障害者が奨学金を免除できる制度とは
☞障害者は奨学金を免除もしくは3/4減額できる
☞最初から免除申請ではなく猶予や減額申請を通す
☞年収325万円以下が目安
☞猶予や減額を最低1年行う
☞医師に診断書を書いてもらい免除申請
☞免除の通る目安は障害手帳1・2級者とのこと
奨学金の返還されているかたが、
精神もしくは身体に障害を負った場合、
免除もしくは減額できます
学生支援機構に電話して、
確認したところ、
自閉症スペクトラムや、
ADHDなど発達障害も対応している、
とのことです
免除の申請が通るのは、
精神障害福祉手帳の1・2級者が、
多いとのことです
ただし、
いきなり免除申請をするのではなく、
猶予や減額申請を行い、
1年以上様子を見てから、
とのことです
免除は、
全額免除もしくは、
3/4免除とのことです
奨学金の猶予と減額申請とは
奨学金の返還が、
困難になった場合の、
2通りの対応法のことです
①返還期限猶予
②減額返還
この2通りのどちらかを、
申請することで、
免除につながります
それぞれを簡単に解説します
返還期限猶予で一定期間免除
返還が困難になったかたは、
一定の収入を得るまで、
払わなくてよくなります
ただし、
一時猶予なだけで、
最終的には払います
減額返還で月々の支払い金額を減らせる
月々の支払金額を、
1/2または1/3に減らせます
ただし、
返還期限が延長されるため、
最終的な支払金額は変わりません
猶予と減額申請の条件
猶予と減額申請には、
条件があります
収入によって、
どちらかが可能か分かれます
☞猶予は年収300万円以下
☞減額は年収325万円以下
年収300万円以下なら、
申請できます
ただし、
被扶養者(子供など)が、
いる場合は、
1人につき38万円の、
枠が増えます
☞猶予は年収338万円以下
☞減額は年収363万円以下
となります
子ども以外にも、
親への援助、
医療費、
災害事由も、
枠の増加につながります
くわしくは、
>>学生支援機構 返還中の願出・届出
猶予と減額申請の方法
学生支援機構のHPに申請用紙があります
用紙に記入し、
所得を証明する書類、
マイナンバー書類と一緒に、
学生支援機構に送付します
くわしくは、
>>学生支援機構 返還が難しいとき
主婦(夫)も奨学金の猶予と減額申請ができる
主婦(夫)など扶養者がいても、
世帯収入が325万円以上あっても、
奨学金の免除申請は可能です
免除申請の可否は、
個人の収入で計算するためです
猶予と減額申請を1年以上したら免除申請をしよう
猶予と減額申請を1年しましたら、
免除申請ができます
医師の診断書が必要とのことです
免除申請の様式書類は、
HPには公開されていません
学生支援機構に電話をして、
診断書の様式をもらいます
関連リンク
学生支援機構 スカラネットのリンク

各個人の奨学金の返済状況を、
確認できるサイトです
学生支援機構の連絡先
猶予や減額申請をすでにされているかたは、
電話してみると良いです

まとめ
☞障害者は奨学金を免除できる
☞まずは猶予や減額申請を行う
☞年収325万円以下が目安
☞子供や治療費などで枠は増える
☞猶予や減額を最低1年行ってから免除申請
☞医師に診断書を書いてもらう
☞免除の通る目安は障害手帳1・2級者とのこと
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発達障害者向けの支援については、
大人の発達障害の公的支援制度と医療サービスの一覧。手続きと窓口にまとめています
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