自分の興味あること、好きなことで人と接点を持ちたいと考えたことはあると思う。
自分で何かを考えたり、何かを作ったりしたらわかる人に見て欲しい、もしくは自分がわかるから誰かの作品を見たいという気持ちもあるだろう。
僕は趣味で、工作をやっており自宅にボール盤からバンドソー、旋盤まであり金属加工ができる。
ざっくり言うと模型とか作っている。
両親が工作趣味を持っていたわけではなく、社会人になってお金を貯めて自らの意思で購入し始めた。
練習のときはキットを使っていたけれど、
何個か作って慣れてくると自分でカスタムしたりある程度オリジナルと呼べる作品ができてくる。
そうなると趣味の話しをできる場所が欲しいと思った。
趣味が欲しい、
仕事や学校以外で人と接点を持ちたいと思っている人の参考になればと思い、僕のやったことをまとめる。
①動画投稿サイトにUPした
僕はニコニコ動画に投稿した。
コメントがついて面白いと思ったからだ。
模型の製作過程を逐次写真で取り、完成品の動くところ(当時作っていた物は機械工作や電子工作によって何かしらギミックがあった)をデジカメで撮影した。
パワーポインタで写真の加工や、図を作成し、Windows LIVE ムービーメーカーで動画として加工した。
②動画投稿サイトのカテゴリイベントに参加した
動画はニコニコ技術部やニコニコ手芸部というカテゴリに投稿していた。
ニコニコ技術部は、全国で数か月に一回程度の頻度でイベントが行われる。
まとめwikiのサイトで展示者を募集していたため、参加をお願いした。
参加費はそのときは数千円で済んだ。
数千円で長机1台分のブースを確保できるのは、アート系のデザインフェスタや造形のワンダーフェスティバルと比較すると破格である。
物販も申請すれば可能だが、僕は展示のみとした。
ニコニコ技術部員は人数が少なく、同人即売イベントの様に抽選が行われることはなかった。
ブース数も場所によるが30~50くらいだ。
③ツイッタ―のアカウントを作った
イベントで参加した人たちは趣味の名刺を持っていてそこにツイッタ―のアカウントや、個人サイトのURLが記載されていた。
僕はツイッタ―のアカウントを作成してフォロー申請し、交流を始めた。
④ときどき連絡したりした
趣味で出会えた人たちのアカウントにダイレクトメールの送信、リツイートやいいね、返信を通して交流した。
イベントの参加にはお金がかかったが、会社以外の人間関係ができることが嬉しかった。
⑤現在は
今でも交流している、
といいたいが、僕は動画の投稿やイベントの参加は行っていない。
趣味のアカウント、作品の個人ページも現在では消去した。
人の目を気にしすぎて、自分の楽しみが減ってきた気がしたからだ。
誰かに見せるために、短期間で出力できることをやってしまう。
本来ならば1年や2年くらい遠回りして検討してから実行しても良いアイデアに対して、ついやってしまう。
僕の場合は、人間関係を意識しすぎてしまうようだ。
今のネット社会は人とつながるための方法がたくさんある。
こちらから何かを送ればたいていの人は返してくれる。
小、中学生のころの僕には信じられないくらい社会は優しくなったように思える。
もしも、趣味で人と再び関わりたいならば、すぐにできると思っている。そんな気持ちもあって、交流を断った。
好きな工作は、ひっそりと一人でやっている。
人に見せるためではなくて、いつも自分は何を作りたいか考えている。僕にはそれが一番似合うようだ。
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