
こんにちは。
大人の発達障害者の三原たか です
国が老後資金に、
2000万円必要だと発表しました
(令和元年6月3日)
今を生きるだけで、
日々生活するだけで、
発達障害者は大変です
うすうす年金って払い損だろうな、
と感じていた人は
多かったかと思いますが、
2000万円という数字を見ると
インパンクとがありますね
未来について考えるのは、
不安障害がある人ですと、
しんどいことだと思います
ASD(自閉症)は、
特に不安を抱えやすいです
この記事では、
つらい現実と向き合うために、
5つの解決策をまとめました
また2000万円の、
年金問題について
簡単な基礎知識をまとめました
ご参考ください
年金問題とは
老齢年金は、
若いうちにお金を収め、
老後にお金がもらえる制度です
しかしこの制度は古く、
現在の環境で考えると、
破綻するのでは、
と不安になりますね
具体的には、
・少子高齢化が進み保険料収入が減る
→年金がもらえなくなるのでは?
・平均寿命が伸びて給付額が増える
→年金がもらえなくなるのでは?
結論から言うと、
年金は日本国が滅びないかぎりもらえます
年金の納付は義務のため、
お金は必ずあるからです
ただしこのままでは、
収入が減り給付額が増えます
その結果、
もらえる金額は調整されて、
減っていきます
そんな年金問題を取り扱っている、
「金融庁の金融審議会市場ワーキング・グループ」
が老後にどれくらいの資産が必要か報告しました
報告した金額が、
2000万円です
数字として報告したことは、
衝撃的だったようでにニュースとして、
取り上げられました
話題となった結果、
2000万円足りないと発表した官僚は、
なんと仕事を続けることができず、
事実上の首となってしまいました
>>“老後2000万円” 報告書まとめた担当局長退任へ 金融庁
この2000万円という数字は、
どこからでたのか👇で解説します
なぜ老後に2000万円必要なのか。その根拠は。
👇は金融庁が公表した平均的な老夫婦の一ヶ月の生活費です。
一月あたり26万円の支出があるところ21万円の収入しかないです。

毎月5万円は、
貯蓄を使う必要があります。
不足分を年単位で計算すると、
・1年で5万円×12ヶ月=60万円
・20年で5万円×12ヶ月×20年=1200万円
・30年で5万円×12ヶ月×30年=1800万円
老後30年生活するために、
2000万円必要だという根拠です
しかし65歳で定年退職して、
30年間も生きるのか
平均寿命からも、
考えてみます
平均寿命でみると1200万円必要
日本人の平均寿命は男性81.09年
女性は87.26年です
平均寿命で亡くなると考えると
約20年間(=1200万円)です。
さらに、
発達障害のかたは、
寿命が定型発達者よりも短いです
例えば、
ASDの平均寿命は39歳です
参考:Study identifies predictors of early death among autistic people
39歳となると、
年金を受給する前ですから、
払い損ですよね(涙)
ただ、
平均寿命が短いから、
老後資金は怖くないぞ!
というのは、
まったく嬉しくないですし、
解決策にならないのです
本記事では、
定型発達者と同じ寿命で生活できると考えます
とにかく、
やったぜ!2000万円から800万円減った!
といいたいのですが
依然として1200万円で必要です。
年金問題の解決策を発達障害者の視点で考える
障害者手帳があることが、
前提ですが、
👇の節税をすると1年で10万円は収入が増えます。
国に納めるお金を少なくする≒収入を増やす
ことになるからです
①節税(5万円くらい)
障害者控除で+ふるさと納税
②iDeCo確定拠出年金(5万円くらいの節税)
給与の一部を非課税で貯金できる口座
障害者手帳2級以上は、
60歳以下でも取り出せる
老後まで30年あるならば、
30年×10万円=300万円貯金が増えます
これだけでは1200万円は足りませんね!
裏技があります。
資産運用です
資産運用で年金問題を解決する
資産運用は、
年金が足らないと公表した金融庁も、
推奨している方法です
(参考:「高齢社会における資産形成・管理」報告書より
障害者手帳を使って、
節税したお金+節約で、
毎月1.5万円を積立します
積立すると、
30年後に1200万円に届きます
(年率5%で計算)
計算サイト>>積立と複利計算
資産運用とは、
お金を投資信託(株式の集合)や
国債、純金、不動産など、
他のものに変えて資産を増やす方法です
例えば投資信託ですと、
お金ほど価値が不変ではなく、
社会の経済成長にともなって、
価格が成長していきます
下落するリスクもありますが、
成長するリターンもあります
年単位でみると、
世界経済は3%ずつ成長しています
その成長にあわせて、
自分のお金を増やす方法です
世界の中でも、
成長している国や地域の、
投資信託を購入すると、
5%程度の年率が見こめます
えーけど、たった5%?
と思うかもしれませんが、
年金問題を考えるうえでは、
とても大きいです
👇は1万円の投資信託を、
年率5%、30年間で、
運営したときの結果です
最初の1万円が、
4万3200円になっています
なんと4倍です
つまり今現在、
300万円のお金を動かせる人は、
そのまま投資信託に変えれば、
老後資金の問題は解決します
(もちろん、
お金が減る危険性がありますが、
数十年という年月をかけると、
プラス方向で安定します
また、ある程度の上下変動がありますが
運用途中で投資信託→お金に変える利確作業も、
段階を踏んで行えばリスクが減ります)
では資産運用するための、
節税について👇で補足します
①障害者手帳を有効活用して節税制度をフル活用(10万円×30年=300万円)
まず言いますが、
節税は自分で動く必要があります
お金を取れれば取れるだけよい!
と考えている国を相手にしているからです
障害者手帳を持っていると、
節税の権利を手にします
手にするだけでつかむためには、
自分から動かないとダメなんです
障害者控除の還付申請で数万円を手にする
毎年行われている、
確定申告で障害者控除を申請すると、
お金が還付されます
還付は過去5年間にさかのぼって請求できます
会社にばれずに、
できる方法を👇にまとめています
【平成30年度版】e-Taxによる障害者控除の還付申請(確定申告)の方法
手続きがめんどくさいと思っていましたが、
ネットで家からできるので、
少し大変でしたがなんとかなりました
ふるさと納税と障害者控除を併用する
ふるさと納税は一度は耳にする、
有名な節税制度です
手続きがめんどくさそうで、
多くの人が挫折しますが、
一度覚えると、
特産品を選ぶ楽しさもある、
お得な制度です
私は今年分、
中華料理のセットをもらうことにしました
くわしくは、
ふるさと納税と障害者控除(障害者手帳)を併用する注意点とやり方をお読みください
ミネラルウォーターや、
トイレットペーパーなど、
生活必需品もありますよ
②確定拠出年金などで貯金を増やす
確定拠出年金は
2つの節税効果があります
・収入に対して非課税となる節税
・資産運用で得た利益に対する節税
です
2つ目の節税は、
話が難しいので、
ここでは収入の一部が非課税になると覚えておいてください
収入の一部を、
非課税として口座に貯金できるのが、
確定拠出年金という制度です
一年で5万円以上は、
節税効果があります
さらに、
障害者手帳2級以上は、
本来なら60歳まで引き落とせないところを、
障害給付金というルールで引き出せます
くわしくは、
精神手帳の1・2級者は確定拠出年金の障害給付金で5万円を得しよう!をご覧ください
確定拠出年金は、
・60歳以上
・10年以上の積立年数がないと、
引き落とせません
そのため、
現在20代、30代のかたは、
まだ手をつけず、
最低でも50歳になったら、
口座を作ろう、
と覚えておいてください
節税や節約で、
浮いたお金で資産運用を始めるといいです
③資産運用を始める(ポイント投資orつみたてNISA or ロボアドバイザー)
ポイント投資
一番簡単なのは、
楽天のポイント投資です
お金ではなく、
余分な楽天ポイントで、
資産運用をスタートできるからです
ロボアドバイザー
AIが資産運用する、
というサービスです
スマホアプリで、
手軽に資産運用できることから、
急速に広まっています
つみたてNISA
国が支援している資産運用制度です
資産運用で増えた利益は、
かなしいことに、
所得税がかかります
普通なら、
税金は20%です
しかし、
つみたてNISAという制度を使うと、
税率は0%となります
ただし、
最初から行うのは難しく、
2018年1月からスタートしましたが、
利用者は100万人しかいません
成人国民の1%です
つみたてNISAは合理的ですが、
最初からやろうとすると、
挫折する確率が高いです
まずは、
ポイント投資が良いかと思います
資産運用に興味がでたかたは、
👇の記事でイラストを多様して解説しています
その他の解決策:実家暮らしや結婚
実家ぐらし
実家ぐらしと一人暮らしの差ですが、
一月で10万円近くあります
一年で100万円くらい貯金額に差がでます
結婚して家計収入を増やす
結婚してお金を手にしよう!
なんてビジネス的な考えで
ロマンがないのでしょうか。
けれど現実問題、
実家で暮らせない発達障害者は
視野に入れるべきだと思います
実家で暮らせなくて結婚していない
色んな事情があり、
結婚していなくて、
一人暮らししている、
私のような発達障害者は、
節税+節約→資産運用を
やって安心しましょう
まとめ
②iDeCo(確定拠出年金)でお金を節税
③資産運用でお金を増やす
④実家暮らしで出費を減らす
⑤結婚で収入を増やす
5つの中から、
取り組みやすいものをやるといいです
おすすめは、
障害者控除です
ネット環境があれば、
税務署に行かなくても、
家からできます。
5年前までさかのぼれます
来月くらいには、
10万円もらえたり、
するかもしれませんよ
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