発達障害特有の「認知のゆがみ」とは。対策の行動療法のおすすめ本3選

こんにちは。三原たか です

大人の発達障害者です

ADHDと、
ASD(自閉症、アスペルガー)、
をもっています

三原たか
発達障害のかたは、
考えかたに、
かたよりがあります

ぼくもそうですが、
思い込みや、
思考パターンに、
他者との違いがあります

違うことで
コミュニケーションに、
影響を与えてしまいます

また、
考えかたに、
かたよりがあるため、
日常生活にも支障がでます

考えのかたよりを少なくする、
認知行動療法は
楽な生きかたにつながります

おすすめ本3選をご紹介します

あわせて、
「認知のゆがみ」について、
簡単な説明をまとめました

 

認知のゆがみとは

注意
一般的な、
認知行動療法は、
うつ病や
パニック障害などの、
不安障害の対策で用いられます

本記事は、
発達障害の特有の
「考えのクセ」、
「行動のクセ」を
見直すために、
学んだことをまとめています

行動療法というよりも、
ソーシャルスキルトレーニングに、
近いかもしれません

不安障害の、
認知行動療法は、
マンガでやさしくわかる認知行動療法がわかりやすいと思います

ご容赦ください

人は事実のうけかたが、
さまざまです

例えば、
「仲の良いクラスメートが休んだ」
という事実があります

本当は、
体調不良で休んだだけですが、
クラスメートと、
ケンカしている最中でしたら、
色んな考えがうかびます

ぼくがかけた、
不適切な言葉が原因かもしれません

数日前に、
宿題を見せなかったことが、
原因かもしれません

などなど、
色んな考えが浮かんで、
クラスメートが休んだのは、
自分のせいじゃないかと思いつめてしまいます

考えが、
悪い方向にいってしまいます

本当はただの体調不良が原因ですよww

人による事実のとらえかたを、
「認知」といいます

さらに、
正しくない方向、
悪い方向に考えがいくことを、
「認知のゆがみ」といいます

行動療法とは

「認知」から、
感情や行動がうまれます

例:
「友人が休んだ」→「ぼくのせいかと考える」→「自分を責めてしまう」

物事をネガティブに考えると、
生きるのが苦しくなってきます

「考えかたのクセ」、
「行動のクセ」、
を治していくことを、

認知行動療法といいます

楽な生きかたに、
つなげていく方法です

発達障害と認知のゆがみの関係

発達障害のかたは、
「心の理論」と「実行機能」が、
弱いと言われています

「心の理論」とは、
簡単にいうと、
相手の立場にたって考えることです

「実行機能」とは、
簡単にいうと
目的を達成するため計画を立てることです

参考:発達障害コミュニケーション初級指導者テキスト―一般社団法人日本医療福祉教育コミュニケーション協会

機能が弱いため、
発達障害特有の、
「考えかたのクセ」、
「行動のクセ」があります

クセの結果、
「認知のゆがみ」が、
生じやすいと思います

「認知のゆがみ」の対策

「考えかたのクセ」は、
当事者本人だと、
わかりずらいです

特に大人になると、
注意されることも少なくなります

極端に不適切なことをすると、
注意されますが……

本を読んで、
適切な考えかたを、
取り入れていくのが良いと思います

ぼくは本を読んで、
ゆっくりと学んでいます

学んだ中で、
よかった本を3冊紹介します

発達障害の認知行動療法のおすすめ本

前置きが長くなってしまいました。

紹介している本は、
どれも素敵な本です

特徴としては、
ストーリー仕立てになっていて、
わかりやすい!ということです

ぼくもそうですが、
発達障害のかたは、
想像力が足りてないことが多いそうです

さらに、
先の見通し立ちにくいことから、
「結果だけ」書かれていても、
理解できないことが多いです

今回紹介する本は、
☟のようにストーリー仕立てです

例————————
ADHDのA子さんは先延ばし癖があります。

学生のころから、
提出物の期限を守るのが苦手でした

特にきれいに整理することが苦手で、
ノートの提出はいつもぎりぎりでした

大人になっても、
免許の更新をあやうく忘れそうになりました

そんなA子さんが、
心がけていることは~
———————————

こんな感じで、
当事者の例を引き合いに出しているため、
わかりやすい本です

ADHDの行動療法のおすすめ本

「ADHDは治すことはできないけれど、生活のしずらさは治る」

本の内容

衝動性・多動性・注意欠如で、
悩んでいる方には、
大人のADHDコントロールガイド」がオススメです。

この本は、
マンガのキャラクターを通して、
わかりやすく説明されています

ADHDによくあること、
改善方法、
活用の仕方が書かれて、

内容は、
仕事についてと、
日常生活についてです。

☞よく遅刻する

☞部屋が片付けられない

☞貯金が貯まらない!

☞恋愛に対して衝動性

☞夫婦でのいざこざ

など書かれています。

それだけなら、
他のADHDの書籍と同じですが、
よいところがあります

本のよかったところ

この本では、
「決定的瞬間」という言葉を使って、
ADHDの対処を考えています。

ADHDの特性は、
その場その場では、
問題を解決するのは難しいです

事前に策を練って置けば、
対応をしやすいです

ADHDの
「考えかたのクセ」、
「行動のクセ」を、
改善するきっかけになると思います

こんな人におすすめ
☞大人のADHDで日常生活に悩んでいるかた

☞ADHD的なミスを減らしたいかた

ASDの行動療法のおすすめ本

本の内容

アスペルガー
(ASD、自閉症スペクトラム)の、
コミュニケーションガイドの本です

コミュニケーションについて、
マンガのキャラクターを通して、
わかりやすく説明されています

特におもしろいと思ったのは、
「カサンドラ愛情はく奪症候群」
の説明があることです

発達障害の身近にいる人から、
愛情を奪ってしまわないようにする方法も書かれています

カサンドラについては、
カサンドラ愛情はく奪症候群の対策本「アスペルガーのパートナーのいる女性が知っておくべき22の心得」感想で簡単に説明しています

認知のゆがみや、
こだわりで、
指示されたことを、
正しく理解できないことにも触れています

本のよかったところ

ページ数が多いわけではないですが、
内容が充実していると思いました

さらに、
マンガでわかる アスペルガー症候群の人とのコミュニケーションガイドは、
コミュニケーションのコツが、
ていねいに書かれていて、
わかりやすいです

問題がわかっていても
どうやって、
良くしていくか、
がわからないことがあります

そんな、
ぼくみたいなタイプにはおすすめの本です。

こんな人におすすめ
☞大人のASDで日常生活に悩んでいるかた

☞ASDの考えのかたよりを把握したい

☞ASDのコミュニケーションの問題を知りたい

発達障害全般の行動療法のおすすめ本

本の内容

「人間関係でちょっと困った人」向けの本です

行動や言動から、
その人の考えかたのクセが、
書かれています

サポートレシピと、
タイトルにあるように、
こと細かく対策が書かれています

不適切な行動に対し、

☞周りがどう思うか

☞どうしてそうなのか?

☞本人が取り組めることは?

☞周囲ができること

と分解して解説されています

本のよかったところ

ていねいな説明で、
わかりやすいです

自分の考えかたのクセを
見つめなおせます

取り組むことが、
明確に書かれていて、
生活にとりいれやすいです

この本は、
とても素敵な本ですが、
デメリットもあります

本のわるかったところ

☝の2冊で紹介した本は、
マンガ形式ですが、
この本は文章が主体です

また、
本も厚く読むのが大変かもしれません

しかし、
理解しやすいように、
挿絵がところどころあります

ストーリー仕立てで、
53個のエピソードと、
対策が書かれています

内容はとても、
充実しています

こんな人におすすめ
☞人間関係でちょっと困っている人

☞気がついたらトラブルが発生している人

☞発達障害の行動あるあるを知りたい

「認知のゆがみ」対策のまとめ

ポイント
☞発達障害者は独特の考えかたのクセがある

☞「認知のゆがみ」があることも

☞おすすめの本3冊を紹介

紹介はしていませんが、
2次障害(不安障害)の、
認知行動療法は、
マンガでやさしくわかる認知行動療法がわかりやすいと思います

どれも素敵な本です

文章を読むことが、
苦手なかたは、

ASDとADHDの特性が、
強いほうの、
「マンガでわかる」本がおすすめです

ぼくは、
ASDとADHDの
どちらの特性もあります

どっちも参考になりました

「認知をゆがみ」を
治していくことは難しいです

それでも、
楽な生きかたにつながると思います

他の発達障害の本は、
(まとめ)大人の発達障害の本/おすすめ40選/ASD/ADHD/LDでも紹介しています

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