発達障害者の私が医療保険に加入した理由。発達障害者は病気や死亡率が高いからです

コープ共済の資料

こんにちは。三原たか です。

医療保険に加入している
大人の発達障害者です

医療保険は必要か?

結論から言いますと

医療保険は不要です

理由は、
高額療養費制度という、
国の補償が手厚いからです

ただし発達障害者は検討するべきです

もっというと、
お金のない発達障害者は検討すべきです

なぜなら、
過去の研究によって、

発達障害者は病気にかかりやすく、
死亡率も高いことが、
明らかになっているからです

医療保険に加入することで、
大きな出費を、
さけることができます

ADHD・ASDの私が、
医療保険に加入した3つの理由を書きます

発達障害者のかたは、
ご参考ください

 

発達障害は病気になりやすく死にやすい

研究結果の、
統計を見ると、

定型発達者よりも
病気になりやすく、
死亡率が高い傾向があります

発達障害自体は、
死に至るものではありません

2次障害を併発し、
心身の健康を損ねたり、

不注意による偶然なども、
原因となります

👇は疾患例と死亡率の概要です

ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー)の疾患

ASDの疾患の一例

☞睡眠障害 50~80%

☞不安症 42~80%

☞胃腸障害 9~70%
(便秘、腹痛、下痢が多い)

☞自傷行動 34%

☞興奮性、攻撃的な異常行動 8~34%

参考:大人の発達障害の2次障害とは|発達障害だけではない生きづらさの症状と予防するための環境づくり

ASDの平均寿命は39歳。定型発達者よりも病気になりやすい

アメリカのASD(自閉症スペクトラム)の研究ですが、
平均寿命が短いとの報告があります

なんと平均寿命は39歳、
(406人の自閉症者を調査、
6.4%が39歳の平均年齢で死亡しました)

死因は、
癌、心臓発作、発作、肺炎、
窒息、投薬副作用および偶発的な中毒 です

統計的に、
ASDは一般人の
2倍以上早く死亡する傾向があるとのことです

基本的に、
ASDのかたは、
健康状態がすぐれないです

断言できないが、
社会的な孤立や孤独も
遠因とのことです

参考:Study identifies predictors of early death among autistic people

ADHDと病気の関係

ADHDも同様に、
2次障害を抱えます

ADHDの主な疾患

☞素行症 7~44%

☞不安症 17~52%

☞うつ病 18%

☞双極性障害(躁うつ病) 20~25%

参考:大人の発達障害の2次障害とは|発達障害だけではない生きづらさの症状と予防するための環境づくり

2次障害を抱えることで、
病気につながることもあります

AHDHは定型発達者よりも死にやすい

成人ADHDは、
死にやすいという研究結果がでています

アメリカのADHDのかた、
23,352人を調査した結果、

偶然による死亡率は、
13.2%対4.3%と、
約3倍も高いです

注意欠如や、
多動によるものだと思われます。

参考:Attention Deficit Hyperactivity Disorder and adult mortality

ADHDの子供も死亡率が、
定型発達者よりも高いことが見られています

参考:Mortality, ADHD, and Psychosocial Adversity in Adults With Childhood ADHD: A Prospective Study

医療保険は不要かも。国の補償を知っておこう

発達障害者は、
病気にかかりやすい

あまり丈夫ではない、
ということがわかったかと思います

だからといって、
入院やケガをしないと、
お金がもらえない医療保険は
不要かもしれません

加入する前に👇の、
3つを知ってから、
判断すると良いです

高額療養費制度で医療費は上限あり

医療機関や薬局の窓口で
支払う自己負担額が、
一定額を超えた場合に
払わなくてよくなる制度があります

「高額療養費制度」です

年収が約360万円以下のかたは、
ひと月5万7,600円ですみます

他の所得のかたは、
👇をご参考に

引用:高額療養費制度を利用される皆さまへ

1ヶ月入院して、
30万円ほどかかっても、
6万円くらいですみます

(入院費用は、
1日5000円~1.5万円くらい)

毎月1,000円の保険料を、
5年間払うと6万円です

5年間で1か月入院しないのであれば、
貯金してたほうが良いということです

高額療養費の欠点は、
入院時に個室などを選んだときの、
差額ベット代が含まれないことです

また、
月の始めから終わりを、
ひと月とするため、

月をまたいだときは、
2ヶ月分発生します

会社員と公務員は保険組合のHPをチェック

所属している保険組合のHPをみると、
高額療養費で還付制度があります

例えば、
一定額以上は、
お金が返ってきたり

会社の福利厚生でも、
保障がある場合もあります

国と会社の、
保障制度を確認してから、
加入を検討すると良いです

私は会社員で、
加入している保険組合では、
4万円以上の場合、
還付金が発生します

医療保険は得しない。大損しなくなる逆宝くじ

保険に入ったら得する!
というのはほとんどありません

病気や死亡する確率は、
統計的にわかっています

統計データから、
掛け金(保険料)と、
補償額を算出しています

保険の運営元が得する仕組みです
(共済の場合は、
営利を目的としてませんが)

宝くじの反対だと思うと、
イメージしやすいです

小さな損をする(保険料を払う)
けれど大きな損をしない
(入院やケガのとき補償)

宝くじは
小さな損する(くじを買う)
けれど大きな得をする
(万が一当選したら)

医療保険は、
自分の足場を固める効果があります

大きな貯金がないのでしたら、
加入すると安全です

まとめ

ポイント
☞発達障害者は病気になりやすい

☞死亡する確率が高い

☞だからと言って医療保険に入らなくてもよい

☞国や会社の補償を確認してから

☞保険は大損を防ぐため

医療保険は、
加入するよりも
貯金したほうが、
ほとんどの場合は良いです

ただし発達障害者は、
その特性上、
病気になりやすいです

国の補償もありますが、
年々弱体化しています

例:
老齢年金の支給年齢の繰り上げ
後期高齢者医療の負担増
特定主婦層の年金検討

以上のことを検討し、
月千円程度であれば
いいかと思い、
加入しました

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