
こんにちは。三原たか です
大人の発達障害者です
ADHDと、
ASD(自閉症、アスペルガー)、
をもっています

発達障害は、
脳の機能によるもののため、
治すことはできません
しかし、
環境を改善したり、
スキルの取得、
薬物療法、
を通して生きやすくはなります
☞環境改善
☞認知のゆがみの改善
☞ソーシャルスキルトレーニング
☞薬物療法
(参考:最新図解 大人の発達障害サポートブックより、ナツメ社)
治すというよりも、
補うという言葉が適切かと思います
大人の発達障害の治療法
発達障害の原因は、
脳機能のかたよりです
先天的なもので、
根治治療法はありません
ぼくは発達障害が治らないと知ったとき、
世界は残酷だと思いました
心のどこかでは、
治りきる特性ではないと感じてましたが……
魔法のように、
生きづらさがなおる方法がないのが現実です
個人個人が、
楽な生きかたを探していくことに行きつきます
ADHD(注意欠如・多動症)の治療
ADHDの環境調整法

ADHDの治療で重要なことは、
「環境調整法」です
環境を改善して、
日常での困難を解決していく方法です
物の管理が苦手で、
散らかってしまう人は、
片付ける場所をしっかり決める
予定を忘れないように、
スマホのリマインダーや、
アラーム機能を使う
金銭管理が苦手なら、
家計簿アプリを使う
ツールやルールで、
環境を調整していきます
自分の力だけではなく、
小さな工夫によって、
生活のつまずきを減らしていきます
ツールや家電を使った、
日常生活の工夫は、
大人ADHD・ASD の僕がやっている一人暮らしの20の工夫と対策グッズ紹介にまとめています
ADHDの薬物療法

発達障害の治療には、
薬物療法もあります
ADHDについては、
不注意や多動症を、
コントロールできる薬があります
ぼくは、
ストラテラと、
コンサータという薬を併用しています
脳内の、
神経伝達物質の濃度が増えます
集中力が高まったり、
不注意が減ります
薬の効果については、
ストラテラとコンサータの比較・副作用の対処/ADHDの薬物治療の体験談をお読みください
ADHDの治療をして変わったこと
環境改善して感じたこと
無理にできないことは、
ツールやルールで補うことを意識しました
大人なんだから、
社会人なんだから、
生活を維持するくらい自分でできないと!
と思い込んでいました
けれど発達障害だとわかってからは、
☞掃除は自動掃除機
☞食器洗いは食洗機
☞炊事は夕食・食材宅配
を利用することで
解決するようにしました
発達障害を治すことはできませんが、
受け入れることで、
生活が楽になりました
薬物療法して感じたこと
薬物治療をして感じたことは、
物事に前向きになりました
以前は、
他人の興味のない話を聞くことが、
とても苦痛でした
コンサータを服用することで、
極端に退屈にならないです
仕事中にも、
眠くなるということも少なくなりました
ただし、
コンサータを飲み忘れると、
つらいです
ストラテラは、
脳の多動を抑えてくれます
デスクワークのときに、
立ち上がったり
ふらふらしたくなるような衝動を抑えてくれます
しかし薬による治療だけでは、
どうしても治りきらないところがあります
薬量を増やすにつれ、
副作用(吐き気など)も強まります
対策として、
サプリメントも併用しています
副作用がないので助かっています
(個人の感想です)
どのサプリが良いのかについては、
【ADHDのサプリ】薬の副作用に苦しんだ僕のおすすめ2選をご参考ください
治療しても治りきらない 失敗談
薬は飲むことで、
ADHDの症状はやわらぎます
それでも、
色んなミスがあります
例えば、
会社にジャケットを着て行って、
そのジャケットを会社に置き忘れます
家に帰っても、
ジャケットを忘れたことに気づきません
休日になって、
ジャケットを着ようとしてやっと気づきます
ADHDが極まっているな、と思います
それでも、
ADHDと向き合うことで
少しは生活が楽になります
ADHDの行動療法には、
☟の本がとても参考になります
マンガで説明されていて、
わかりやすいです
自分ではわからない、
生活のつまずくポイントが理解できます
くわしい内容は、
発達障害特有の「認知のゆがみ」とは。対策の行動療法のおすすめ本3選で紹介しています
あわせてご参考ください
アスペルガー(ASD、自閉症)の治療

アスペルガー(ASD)の薬物療法
アスペルガーの薬物療法は、
いくつかあります
ADHDほど、
根本的な治療ではありませんが
2次的な、
抗不安剤や、
抗うつ剤、精神安定剤はあります
漢方薬による、
体質改善もあります
くわしくは、
ASD(自閉症・アスペルガー)の薬物治療の紹介。薬名と効果と体験談にまとめています
あわせてご参考ください
アスペルガー(ASD)の認知行動療法
アスペルガーの、
主な治療は認知行動療法というものです
自閉症スペクトラムのかたは、
思いこみや、
かたよった思考パターンがあります
状況にふさわしくない、
行動をとってしまうことがあります
例えば、
僕の場合ですが、
上司や他の人から、
Aのことをやってと言われます
けれど僕は、
間違って認知してしまいます
そうすると、
「Aに近いこと」をやり始めます
そしてできあがったものは、
Aではありません
やりなおしになります
自分のルールで、
(こだわりで)
仕事をしてしまいます
このように、
物事をゆがめて、
認識します
「認知のゆがみ」は、
自閉傾向のある人に、
多いそうです
アスペルガー(ASD)の環境調整法
アスペルガーは、
感覚がかたよっていることが多いです
視界に情報が多いと、
意識が集中できなかったり
太陽の光が苦手だったり、
音が苦手だったりします
感覚過敏の対応は、
当事者が考える体調不良で疲れやすい大人の発達障害の対策・支援グッズ集にまとめています
あわせてご参考ください
アスペルガー(ASD、自閉症)の治療して変わったこと
環境改善して感じたこと
自分がアスペルガーだとわかって、
もしかしたら聴覚過敏では、
と思いました
試しに、
耳栓をつけて生活すると、
とても楽になりました
今では、
アスペルガーで、
聴覚過敏であることを受けいれています
聴覚過敏じゃない人でも、
外部からの情報を減らすことで、
楽になるかなと思います
耳栓については、
(まとめ)聴覚過敏におすすめ耳栓|用途別に5つで紹介しています
あわせてご参考ください
認知行動療法して感じたこと
考えを歪めてしまうことを、
自覚してからは
こまめに上司に仕事の方向性を、
確認するようにしました
今何をするべきなのか、
優先順位が
あやふやだなと思ったら確認しています
少し上司に、
頼りすぎてるような気がしますが……
今現在は仕事を、
一つ一つ覚えて行こうと思っています
アスペルガーの認知の歪みについては、
☟の本がわかりやすかったです
マンガで、
認知のゆがみについて、
エピソードが多く書かれています
客観的に見て、
よくない行動、
適切な対応について
理解しやすかったです
マンガでわかる アスペルガー症候群の人とのコミュニケーションガイド
くわしい内容は、
発達障害特有の「認知のゆがみ」とは。対策の行動療法のおすすめ本3選で紹介しています
あわせてご参考ください
大人の発達障害の治療まとめ
☞環境の調整
☞認知のゆがみの改善
☞薬物療法
☞障害をうけいれる
☞努力だけで改善しようとしない
ぼくの場合は、
副作用のため、
薬の治療だけでは限界がありました
人によっては、
薬で劇的に改善する人もいます
すべての人に、
効果かがある治療方法なない、
というの現実です
ぼくが書いたことを試しても、
うまくいかない人も多いはずです
ぼくも、
他の障害者のライフハックを試して、
うまくいかなかったことがあります
医師に相談しても、
障害というよりも、
個性や性格だと言われました
自分で、
楽な生きかたを、
探していくしかないところがあります
ぼくにとって、
発達障害は、
個性と言うには
苦しい特性で
多様性と言うには
可能性をせばめる特性だと思います
それでも、
治療の第一歩は、
発達障害と向き合うことだと感じます
発達障害は、
生まれたときからの特性です
検査、診断しても、
これからも、
治療はずっと続きます
自分なりの、
楽な生きかたを探していきたいです
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発達障害の情報は、
大人の発達障害だった本人のための診断から障害受容までの治療ガイダンスにまとめています