カサンドラ愛情はく奪症候群の対策本「アスペルガーのパートナーのいる女性が知っておくべき22の心得」感想

アスペルガーのパートナーのいる女性が知っておくべき22の心得

こんにちは。三原たか です。

自閉症スペクトラム
(ASD、アスペルガー)をもっています

大人の発達障害者です

アスペルガーのパートナーは、
ストレスをためてしまうことがあります

コミュニケーションの困難が原因です

三原たか
カサンドラ愛情はく奪症候群と呼ばれる症状です

もし好きな人が、
好きな男性が、
アスペルガーだった時どうすればいいのか。

悩むことは、
たくさんあるんじゃないかなと思います

好きな人と向き合っているのに、
うまくいかないことは悲しいことです。

今回レビューする
アスペルガーのパートナーのいる女性が知っておくべき22の心得は、
そんな悲しい思いをしている女性の方にとても役に立つ本だと思います

 

カサンドラ愛情剥奪症候群とは

ざっくり用語解説
(分かっている方は飛ばして下さい)

カサンドラ症候群

☞アスペルガー男性と恋愛関係にある人は

☞感情がはく奪されたような気持ちになる

☞その影響は心身の健康におよぶ

アスペルガーの人たちが、
パートナーから感情をはく奪する過程は次の流れです。

愛情がはく奪される過程

☞アスペルガーは人の心を理解する機能に障害がある

☞女性が配慮しても優しさが返ってこないように感じる

☞寂しい思いになり孤立感を覚える

☞2人の関係には何かが欠けているのではないかと悩んでしまう

ストレスが続くことで、
カサンドラ愛情はく奪症候群と呼ばれる症状になります。

本の概要

アスペルガーの男性について、
女性が疑問に思うことと、
向き合い方や対策が書かれています。

タイトルにあるように22の章があります。

章の抜粋

☞気難しがりや、あるいは短気

☞ささいなことに爆発することも

☞彼を恥ずかしく思う時

☞彼が歩み寄ってくるなら二人の関係はきっとよくなるはず

章の最後には、
アスペルガー症候群の男性からのコメントがあります。

疑問に対する対策、
前向きに考えられるポジティブノートと呼ばれるコメントもあります。

本を読むことで、
同じように孤立感・孤独感を経験している女性たちがいることがわかります。

作者紹介

ルディ・シモン

ルディ・シモン/著
サンフランシスコ・ベイエリア在住の文筆家、歌手、アスペルガー症候群でかつ教育者

他の書籍

本書の女性版も執筆されています。
アスペルガーの女性がパートナーに知ってほしい22の心得

個別で感想を書いています☟

もし自閉症(ASD)の女性を好きになったなら 「アスペルガーの女性がパートナーに知って欲しい 22の心得」感想 異世界恋愛への良質なガイドブックをお読みください。

本の感想

まず初めに感じたことは、
正直に書かれているな、ということです。

恋愛本に多くある過剰に前向きな意見は少ないです。

作者のルディ・シモンも、
正直に記そうと努めたとあります。

正直である分だけ、
この本を読んで僕は悲しい気持ちになりました。

アスペルガーの男性は、
女性のことをちゃんと愛することができないんじゃないかな、
と思ってしまったからです

本の中で、
女性目線でアスペルガーの男性のよろしくないことが書かれています。

自閉症スペクトラム(アスペルガー)の僕にとって、
自分の行動を振り返る機会になりました。

本を読めば読むほど、
アスペルガーの男性は、
何も考えてくれないんじゃないかな、
という風に感じてしまいました

僕自身は恋愛経験がほとんどありません

それでも、
おそらく僕と向き合った女性も、
あきらめからくる悲しい気持ちになっていたのかな、と思います

本の中で気になったところ

彼自身は変えられない

☟の文章に興味が惹かれました。

引用

もしあなたが
あなたの好きな人が

変わって欲しいと思っても、
変えることは難しいです。

行動は変えられても、

彼自身を変えることはできない

ぼくもそうですが、
アスペルガー症候群の男性の行動にはたいてい大きな波があります

冷たく理知的な面ではなく、
優しく前向きで愛情深い面をもっと出して欲しいと願うのは当然です

けれど、
本の中でも書かれているように、
彼自身を変えることは難しいと僕は思います

アスペルガーを含む自閉症は、
自分の世界が強いという特徴があります。

またアスペルガー症候群を治す治療法はありません。

鬱や不安に対処する薬はあります。

しかし、
神経学的な問題の、
アスペルガー症候群を根本的に治す薬はありません。

外部からの作用で、
大きく変えることは難しいです。

彼とつきあう価値は

そして最後に考える必要があることは、
アスペルガーの男性との関係を続けるかです。

本の中で☟のような言葉がありました。

自分自身に問うべきこと

いつになったらアスペルガー症候群を言い訳にせず、

彼に努力や見返りを求めることができるようになるだろう

本当に努力して、
つなぎとめる必要はあるのだろうかということです。

これはとても重要な質問だと感じました。

もしかしたら、
友達に彼氏のことを相談しても、
別れてしばえばいいと思われるかもしれません。

問題があっても、
相手のことが好きだから、
関係を改善したいと願っているのだと思います。

常に問い続けた方が、
良いのではないかなとも思います。

なぜなら人間関係は、
お互いが幸せになるためにあるからです

アスペルガーのパートナーのいる女性が知っておくべき22の心得は、2人の幸せが見つけらえるように祈られて書かれた本です。

悩みが大きく、深いほど役に立つ本だと思います。

ただ一つ知っておいてほしいことはアスペルガーの男性も人を好きになります

アスペルガーの男性は、
理知的で冷静で、
感受性がないかのように、
メディアが取り扱うことがあります。

けれど僕は、
自分以外のアスペルガーの男性とお話ししたことがあります。

三原たか
その人はとても内向的で優しい心を持っておりました

アスペルガーと一口で言っても、
積極奇異、孤立、受け身の、
3種類(注1)の傾向があります

色々な人がいます

もしあなたの好きな男性が、
不愛想でアスペルガーのような人だなって思っても

もしかしたら、
ただの性格だったということもあります。

アスペルガーの男性でも、
女性を愛することはできます。

人を好きになります。

ただ、普通の男性と比べて恋愛の度合いが異なります。

そのため、
相手の女性の自尊心や精神面を傷つけてしまうのかと思います。

(注1)アスペルガーのタイプは、
当事者が紹介するASD3タイプ(積極奇異・孤立・受身)の本3選で説明しています。

まとめ

こんな人におすすめ

☞彼と自分の感覚が違うと悩んだり

☞彼とつきあい続けることを悩んだり

☞カサンドラ愛情はく奪症候群を知りたい

☞同じ経験をしている女性の声を聞きたい

そんな女性のかたは、
手に取ってみると良いと思います

アスペルガーの傾向のある男性も、女性目線で自分の行動を振り返れます。

読んでいると、
悲しくなるところもありますが、
とても素敵な本です。

【追記】
アスペルガー傾向のある女性も読む価値がありそうですか、と質問がありました。

☟のようにお答えしました。ご参考に。

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