ASD(アスペルガー)3タイプ(積極奇異・孤立・受動)の特徴と生き方がわかる本の紹介

3タイプ

こんにちは。三原たか です

大人になってから、
ASD
(自閉症スペクトラム:アスペルガー)
発達障害者だとわかりました

発達障害の本を読んでいて、
ASDは大きく3タイプにわかれると知りました。

積極奇異型、孤立型、受身型です。

本記事では、
3タイプの特徴と、
各タイプの当事者の本を紹介します

 

自分と同じタイプの、
発達障害者の本を読むと参考になることが多いと思います。

自分の性格の問題ではなく、
脳機能の問題だったと知れます。

また、
自分の未来を予習することにもつながります。

先見性を持つことは、
ASDの不安をやわらげてくれます。

当事者のかたの参考になるように、
3タイプそれぞれに該当するであろう発達障害の本を紹介します。

ASD(アスペルガー)の3タイプ

自閉症スペクトラムは、
大きく3つのタイプに分かれています。

ご存じのかたは、
スクロールして飛ばしてください。

積極奇異型
☞知らない人にも平気で話しかける

☞なれなれしく接する

☞話し相手の感情やニーズに注意をはらわない

☞アイコンタクトが長すぎたり強すぎたりする

孤立型
☞他人が存在しないかのように振る舞う

☞他人と話すことに苦痛を感じる

☞関わったりすることに苦痛を感じる

☞一人でいることを好む

受身型
☞他人を避けはしない

☞自分から積極的に接触を図ろうとしない

☞誘われれば付き合うタイプ

☞女性に多いといわれている

ASDの3タイプは、
ローナ・ウィング博士が分類しました

過去の本では、
もう1タイプ多い、
4タイプとして発表していました

4つ目のタイプについては、
当事者がASDにみられる【人との距離感がわからなくて礼儀正しく振る舞う】ことを考察したをお読みください。

参考文献)自閉症スペクトル―親と専門家のためのガイドブック、ローナウィング(著)
ASD(アスペルガー症候群)、ADHD、LD 女性の発達障害: 女性の悩みと問題行動をサポートする本、宮尾 益知 (監修)

成長による変化

3つの特性は、
成長に伴って変化するとも言われています。

一般的に子供のときは、
積極奇異型が多いです。

思春期から大人になるにつれて、
孤立型や受身型のタイプに変化していくそうです。

女性の場合

女性の場合は、
小学校中学年ぐらいから
受身型や孤立型のタイプに変化するケースが多いそうです。

恐らく、
積極奇異で失敗を経験したことによって変化していくのかな、と思います。

僕の場合は

三原たか
子どものときは積極奇異でした

十代後半から、
積極奇異がおさまりました。

社会人になった現在では、
孤立型がメインの受身型です。

ときどき自分の中から積極奇異がもれでることがあります。

注意が必要ですね。

あなたはどのタイプでしょうか?

各タイプの発達障害者の本を紹介します。

3タイプの本3選

積極奇異型の本

積極奇異型の本

僕はアスペルガー症候群 そろ (著),‎ 長谷川 知子 (監修)

アスペルガー症候群の人は、正直でまじめなのです。

社会でいきづらいほどに。

アスペルガー障害者の小学生から大学時代までを追ったコミックストーリーです。

僕はこの本を読むのがとてもつらかったです。

積極奇異として主人公はたくさんのことを失敗しています。

・音楽の時間でひどくオンチだったり

・友達に空気を読めないことを言ったり

・親しくない人に話しかけたり

自分の学生時代をふりかえるようで、いたたまれない気持ちになりました。

それでも、僕はこの本を読んでよかったと思います。

僕自身、上手くいっていなかったことが、ASDによるものだと振り返ることができたからです。

主人公は大学生になって、
やっと自分は発達障害だと知りました。

僕は社会人になってからですが、
同じように発覚が遅い人には共感や参考になることがたくさんあると思います。

孤立型の本

孤立型の本

ずっと普通になりたかった グニラ ガーランド (著)

一人でいることはさびしくなかった。

1人でいることをさびしいと思わないことがさびしかった。

タイトルがとても素敵です。

幼いころから周囲との違和感に悩んでいたスウェーデンの女性の話しです。

大人になってから自分が高機能自閉症の障害があったと知ります。

自分探しの物語として、彼女の体験が書かれています。

私は服装からしてみんなと違っていた。

私には断固とした服装の好みがあり、

お気に入りの服があったが、その好みというのは、

みんなが追いかけている世の流行とは何の関係もなかった。

孤立型と名称がありますが、
1人でいるだけでさみしい気持ちはあります。

ただ、誰かと一緒にいることができないだけです。

・彼氏との同棲生活の破綻
・仕事での障害

など、周囲と上手くやれていない人には参考になることが多いと思います。

受身型の本

受身型の本

どうして普通にできないの! – 「かくれ」発達障害女子の見えない不安と孤独 こだま ちの(著)

私は悪い人が寄ってくる体質のようで、親切すぎる社内の人はネズミ講の会員でした。

やたらと親切な同業他社さんは、何かと思ったらただの下心でした。

受身型の発達障害女子の手記です。

メディアや専門家が取り扱うのは、
よく目立つ積極奇異や孤立型だと思います。

受身型の人は、目立ちにくいです。

それゆえに色んな苦しみがあると思います。

色んな悪意ある人が寄ってくると思います。

プロポーズらしい儀式は何もありませんでしたが、

彼氏と結婚することになりました。

どうして普通にできないのは、
物語の時間軸が長いです。

恋愛や結婚、出産や育児、旦那との不和
そのときそのときのことを体験として書かれています。

受身型の特に女性のかたには、
人生の予習になることも多いと思います。

未来を予測することは、
ASDにとって不安をやわらげます。

受身型の人にはぜひ手に取って欲しいと思いました。

まとめ

ASDの3パターン
☞積極奇異型

☞孤立型

☞受身型

☞タイプは成長にともなって変化する

ポイント
☞本を読んで性格ではなく脳機能の問題だと知る

☞自分の未来の予習にもなる

☞先見性を持つことでASDの不安をやわらげる

それぞれの本のリンクを貼っておきます。

積極奇異型の本

孤立型の本

受身型の本

他の発達障害の本は、
(まとめ)大人の発達障害の本/おすすめ40選/ASD/ADHD/LDで紹介しています

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