発達障害の女性との結婚生活。異星人の側にいるために気をつけること「僕の妻はエイリアン」感想

僕の妻はエイリアン

こんにちは。三原たか です

自閉症スペクトラム
(ASD、アスペルガー)をもっています

大人の発達障害者です

もし一緒に生活したい人、
生活した人とかみ合わない価値観を持っていたら

言葉や知能、
見た目は一般的だけど、独特な行動を持っていると感じたら。

奇妙な不安に悩むことがあるかと思います。

今回紹介する「僕の妻はエイリアン」は、
見た目は普通なのにどこか違う、

地球に化けた異星人のような女性との結婚生活エッセイです。

とても素敵な本なので、感想を書きました。

 

作者|泉 流星さんの紹介

登場人物 妻と夫

関西出身、幼いころから世の中に違和感を感じていた。

学校を卒業して事務・販売の仕事に携わる。

適正のない職場で混乱する。

その後結婚。

結婚生活に行き詰まりを感じ、
アルコール依存や摂食障害を経験。

30代半ばで発達障害の診断を受ける。

現在は、
技術特許やテレビ番組、書籍の翻訳業にも携わっている。

診断名は高機能自閉症 アスペルガー症候群より

高機能というのは、
知能に遅れがないことを示します。

アスペルガー症候群というのは、
自閉症の中で言葉の遅れがないことを示します。

アスペルガーや高機能自閉症は、
連続的につながっているため、
一つにまとめて自閉症スペクトラムとも呼びます。

さらにおおきなくくりで、発達障害という呼び名もあります。

自閉症以外の、
ADHD(注意欠如・多動症)、
LD(学習霜害)を含めて発達障害と言います。

妻はエイリアン

知能や言葉には遅れが見られないため、
外見的には普通の人と変わりません。

しかし物のとらえかたや考えかたが、
異なりズレがあります。

人とずれていることを、
泉流星さんはエイリアン(異星人)と称しています。

「僕の妻はエイリアン」の概要

自閉症スペクトラムの妻と、
製造業エンジニアの夫のちぐはぐした生活が書かれております。

夫の目線で、
生活が書き出されています。

本を読んだぼくは、
自閉症スペクトラムです。

そのためか本の中の妻が、
夫に対して感じることをなんとなくですが理解できます。

一方ぼくは、
本職が機械エンジニアのため夫の気持ちに共感できるところもありました。

二人の視点を意識して読むことができてとても楽しかったです。

「僕の妻はエイリアン」の感想

はじめに

この本には、
妻と夫の2人の登場人物がいます。

2人のことを、妻と夫という名称で書きます。

くりかし行うこだわりの様式

登場人物の妻は、
感覚過敏の傾向が強いようです。

妻のような発達障害者も入れば、
僕のような重度の感覚過敏を持たない発達障害者もいます。

同じ自閉症スペクトラムでも感じ方がだいぶ違うなと思いました。

ただし、こだわりについては共感できるところが多々ありました。

妻は、毎朝今日は何をするか、夫に尋ねる習慣があります。

一通り予定を聞き出さないと気が済まないそうです。

結婚10年たっても妻は、
必ず同じ質問をします。

おそらく妻は、
夫の予定を聞くことにこだわりがあるんだと思います。

自閉症スペクトラムは、
自分のルールや決まりごとを守ることで安心感を得ます。

僕にもルールやルーティーンがあります

急な予定変更が苦手なため、
予定をあらかじめて決めておきたいです。

妻から見たら必要な質問です。

夫からしたら、
毎朝聞かれることはわずらわしいことだと思います。

それでも夫は、
不確実な未来に対処するための、
生活の知恵だと受け入れております

発達障害者の特性と言っても、
迷惑に感じることもあるかなと思います。

それでもこだわりや、
ルールを守ることが大切な人もいます

自閉症スペクトラムの人は、
最初からそういう風に作られている。

できていると考えるのが、
いいのかなとも思います。

こだわりやルールはときにはスルーしよう

疲れてるときは、
彼女や彼のこだわりをスルーしてもいいと思います。

付き合えるとき、
付き合えばいいんじゃないかなと思います。

今日何するの?

毎朝同じことを聞かれるのは、
苦痛になるんじゃないかなと思います。

つい怒気をおびて返答してしまうかもしれません。

疲れてる時は対処できない、
と言ってもぼくはいいと思います

妻に家事能力がない場合は

本の中で、
我が家は主婦が不在という章があります。

発達障害者は、
日常生活に困難を抱える傾向があります。

妻は主婦業がうまくできないようです。

主婦業が、
うまくできなくて自分を責めていました。

主婦の仕事は、
幅広い分野をカバーするマルチな仕事でもあります。

どうしても発達障害の傾向がある人には向いておりません。

もしかしたら、
家事がうまくできなくて自分を責めてしまう発達障害者の女性も多いんじゃないかなと思います。

いまどき、
女性だから家事ができなくちゃいけないなんてことなないです。

ぼくも自慢じゃないですが、家事は苦手です。

本の出版日はすこし古いです。

家事はその家の人がやらなければいけない、という価値観が強かったのかなと思います。

現在では、
ハウスキーパーや食洗機、自動掃除機など
主婦業の家事の負担を楽にする方法がたくさんあります。

生活の工夫については、
大人ADHD・ASD の僕がやっている一人暮らしの20の工夫と対策グッズ紹介にまとめています。

テクノロジーに、
頼るというのは発達障害者にはとても重要なことです。

発達障害だとわかることで夫婦の喧嘩が減った

妻は三十代半ばでやっと自閉症スペクトラムだとわかりました。

自分の傾向が分かったことでいろんな対策を調べることができました

知識を深めて理解を深めて、
自分なりの対処の仕方を工夫することで夫婦の関係は良くなったと書かれております。

僕も二十代後半で、
やっと自分が発達障害だと知りました。

それまでも人と違うなという感覚をずっとありました。

判明することで、
対策を取りやすくなることもあります。

自閉症スペクトラムと一緒に生活するときは個室は必要です

泉流星さんの別の本、
エイリアンの地球ライフに個室を持つことの必要性が書かれていました。

自分だけの空間を持つ大切さを書いております。

妻だけのスペースは心の支えとなったそうです。

共同生活をしていても、
個人的なスペースが確保されているということはとても大事なことです。

泉流星さん以外の、
自閉症者の本でも自分の部屋は心のすみかだと書いてあります。

自閉傾向のある人と、
一緒に生活するときは、
個室を用意することをぜひ検討するべきだと思います。

妻のすごい能力

僕の妻はエイリアン

全ての自閉症者が、
優れた能力を持っているわけではないことを前提としてください。

発達障害者は能力にかたよりがあります。

ある場面では優れているということもあります。

妻の場合は、
たくさんの本を読んで知識を蓄えることが得意です。

速読能力を持ってるそうで1時間で本を1冊読めるようです。

語学力も持ってるようで、
翻訳業も行っております。

夫に趣味のモトクロスの海外サイトを紹介することもあります。

また味覚が敏感のため、
料理の味を覚えることが得意だそうですね。

妻の料理は、
美味しいと書かれております。

繰り返しになりますが、
すべての発達障害者に優れた能力あるわけでは絶対にありません。

感覚過敏を持っているため疲れやすい傾向があります。

特性を活かしきれない人もいます。

けれど人間向いていること、
というのはある程度あります。

向いていることに目を向けて、
生活をするというのもいいことだと僕は思います。

当たり前のことができない

僕もそうですが、
発達障害者の方は当たり前のことほど難しいと感じることもあります。

例えば僕の場合は、
回転寿司のアルバイトを半年も持たずに辞めてしまったことがあります。

機敏さが求められる流れ作業についていけなかったからです。

一方、家庭教師のアルバイトは長くできました。

本の中で妻は仕事を探していました。

近くにあるのはスーパーやコンビニのレジ係みたいな店員の仕事でした。

妻はレジ係みたいな仕事はできないと、夫に言いました。

ほくはムカッときた。
レジ係のどこが悪いんだよ!

と夫は思いました。

夫にとっては、
誰にでもできる仕事です。

しかし妻にとっては誰にでもできる仕事というのはないのです。

定型発達と発達障害者の感じかたの違いと向き合う

妻と夫は、
価値観や視点というものが違います。

定型発達と発達障害者の感じ方の違いは多々あります。

それでも本の中で二人は言い争ったり喧嘩したりしながらも考えを深めています。

この本は、
もしかしたら、
異星人と近寄るための参考書にもなるんじゃないかなと僕は思いました。

三原たか
とっても素敵な本なのでご紹介いたしました

この本を読んだだけでも、
発達障害者との結婚は山あり谷ありだということがわかります。

もしかしたら、
この記事を読んでいて、
発達障害者の女性の方と結婚を考えている人もいるかと思います。

もしくは結婚しているという人もいるかなと思います。

発達障害者は
個人個人特性に大きく違いがあります。

この本を読んだからといって全てに対応できるわけではありません。

それでも自分のことをエイリアンだと感じてきた妻の心にぼくは共感できます。

この世界の人たちとは、違う人だと思って生きてきたタイプだからです。

自閉症スペクトラムの人には多いんじゃないかなと思います

だからこの本を読むことで、
独特の価値観を持つ人と、
歩み寄る機会になるんじゃないかなと僕は思います。

発達障害の当事者のかたにも紹介したい

もし結婚をしたい、

誰かと一緒に生活したい。

と考えている発達障害の人もこの本は参考になることも多いと思います。

本の中の夫は、
発達障害の妻と一緒に病院に行ったりしています。

話しを聞いて理解を示しております。

全ての男性がこのような行動を取れるかはわかりません。

しかし本の内容は、
自分の気持ちを伝えるときに参考になる事があるんじゃないかなと思います

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